フランシス・ベーコンの思想をわかりやすく解説!四つのイドラとは?

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フランシス・ベーコン(1561-1626年)は、イギリスの哲学者であり、科学者や政治家としても活躍した人物です。

このページでは、帰納法や四つのイドラといったベーコンの思想を分かりやすく解説します。

また、ベーコンの思想を現代社会で生かす方法を紹介します。

  • ベーコンの主な思想
  • ベーコンの思想を現代社会で生かす方法
  • ベーコンのおすすめ入門書

ベーコンの生涯と時代背景

ベーコンが生きた時代はルネサンス期と呼ばれ、文化や科学が急速に発展していく時代でした。

また、当時は教会の権威が揺らいでいたため、哲学の独自性が注目され、ベーコンの思想も重要視されるようになりました。

ベーコンの主な思想

帰納法(きのうほう)

「帰納法」とは、具体的な事例から一般的な法則を導き出す方法です。

例えば、観察したカラスが全て黒かったという事例から、「カラスは黒い」という法則を導きます。

もしかすると白いカラスも存在するかもしれませんが、それはあくまでも人間の想像であり、事実とは言えません。

実際に白いカラスが観察できて初めて、「白いカラスも存在する」というように法則を修正するのです。

ベーコンは、帰納法によって科学的な真理を追求しようとしました。

四つのイドラ

ベーコンは、人間の認識には誤りや先入観があると考え、「四つのイドラ」という概念を提唱しました。

「イドラ」とは、人間が持つ先入観や偏見のことで、以下の4つに分類されます。

  • 種族のイドラ:人間全体が持つ先入観
  • 洞窟のイドラ:個人の持つ先入観
  • 市場のイドラ:言語や概念の誤り
  • 劇場のイドラ:権威に基づく誤り

これらのイドラを排除し、客観的な真理を追求することが、ベーコンの思想の基本でした。

ベーコンの思想を現代社会で生かす方法

情報の正確性を確認する

ベーコンの帰納法を現代社会で生かすためには、情報の正確性を確認し、真実を見極めることが重要です。

インターネット上には多くの情報がありますが、それらを鵜呑みにせず、客観的に分析し、正確な情報を得ることが求められます。

先入観を排除する

ベーコンが提唱した「四つのイドラ」は、現代でもそのまま通用する考え方です。

人間はもともと、先入観や偏見を持ってしまう生き物です。

自分が直感的に正しいと感じたことも、他者の意見を聞いたり、データに基づいて検証したりすることで、判断力を向上させることができるでしょう。

積極的に知識を獲得する

知は力なり」というベーコンの言葉が示すように、知識を積極的に獲得することで、自分自身を成長させることができます。

これまでの人生で形成されてきた自分を過信せず、絶えず知識を獲得し続けることで、物事の本質を理解し、より正確な判断ができるようになります。

ベーコンのおすすめ入門書

ベーコンの思想を学ぶためのおすすめ入門書を紹介します。

 

(おまけ)実験が原因でこの世を去る

ベーコンは、実験好きな科学者としても知られています。

彼が命を落としたのは、実験中に寒さで体調を崩したためでした。

鶏を凍らせる実験を行っていた際、自分も凍えてしまい、その後の合併症で亡くなったと言われています。

まとめ

この記事では、「帰納法」「四つのイドラ」といったフランシス・ベーコンをわかりやすく解説しました。

ベーコンの思想は、「イギリス経験論」として、デカルトから始まる「大陸合理論」と共に、様々な学問の礎となっていきます。