この記事では、これから哲学を学ぶ方に向けて、初心者向けの入門書を紹介します。
「普段から全く本を読まない」という方から「本は好きだけど哲学はこれから」という方まで、レベル別の入門書を紹介していきます。
- 初心者におすすめの哲学入門書
レベル1:普段から全く本を読まない方
「普段から全く本を読まない」という方には、面白さ重視の入門書がおすすめです。
ニュートン式 超図解 最強に面白い! ! 哲学(科学雑誌Newton 著)
この本は、哲学の難解な理論を図解や4コマ漫画で解説しているため、活字に慣れていない人にも優しい作りになっています。128ページと比較的短い本のため、1~2時間で一気読みできます。
レベル2:たまに小説を読む方
「小説くらいなら1冊読める」という方には、ベストセラーにもなった『これからの正義の話をしよう』がおすすめです。
これからの正義の話をしよう(マイケル・サンデル 著)
この本は、有名な「トロッコ問題」を始めとする究極の選択を考えることを通じて、色々な哲学の流派を解説しています。
究極の選択を通じて、あなたの哲学的なスタンスが見えてくるかもしれませんよ。
レベル3:これから難しい本にもチャレンジしていきたい方
「今は初心者だけど、これからどんどん学んでいきたい」という方には、少し長い本ですが、出口治明氏の『哲学と宗教全史』をおすすめします。
哲学と宗教全史(出口 治明 著)
この本では、古今東西の哲学や宗教について、その系譜や関係性を分かりやすく整理しています。
468ページと長い本ですが、難解な言葉を避けて書かれているため、活字自体に抵抗が無ければスラスラと読めます。
デカルトやカントといった個々の哲学を単発で暗記するのではなく、人類史という大きな流れの中で、それらの哲学がどのように生まれ、社会にどのような影響を与えてきたのかを把握できるため、その後の学習に大きく貢献してくれる本と言えます。
まとめ
この記事では、これから哲学を学ぶ方に向けて、初心者向けの入門書を紹介しました。
ここで紹介した本は、全て予備知識無しで読めるので、ぜひ一度手に取ってみてください。